カデンツを理解するための和声法基礎
その1 ドレミファソラシドを理解する
和声法を勉強するのは難しい! と聞くかもしれませんが、合唱における必要最小限な知識など微々たるものです。 今回は、ドレミファソラシドそれぞれの音について学んでみましょう。 |
まず階名っていうのを見てみるとドレミファソラシドはいつも言っていることですね。 (厳密に言うとドを基準にしているのでドレミファソラシドであって、例えばラを基準としてラシドレミファソラっていうのもあります。 これは「調」が違うのだけど、簡単に勉強するので今はわからなくても良いです) それに番号を付けたのが度数です。ドは1、レは2・・・みたいな。 これは実際に和声で使うところなので、そうなのかーって感じで覚えておけば良いです。 次にあるドイツ音名。これはドレミファソラシド(日本の言葉)をドイツの名前に置き換えた感じです。 こちらのほうが練習中などに読みやすかったりするのだけど、このホームページでは誰でもわかるように書いているので、 あまりホームページ上では表記しないように気をつけています。読み方は、、、
と読みます。 今はわからなくてもおそらく先輩や先生の中で使う人が多いと思うので、ぜひ覚えましょう。 さて、機能のTだのSだのって一体なんだ? って思う人が多いでしょう。 これはドレミファソラシド(ドを基準としたハ長調)のそれぞれの音にパワー(笑)があるという意味の機能です。 まず以下の
これを見てもよくわからないですよね。和音で詳しくやるので、今はゆるく覚えましょう。 主音はドレミファソラシドの最初の音であって、音の代表だーって感じでゆるく覚えましょう。 下属音、属音に関しては、その調(ドレミファソラシド)の性質を決めている音であると覚えましょう。 導音はしっかり覚えます。導音とはシであって、次のドとは半音しか違いません。 この半音の違いが思いであったり、葛藤であったり、色々な表情を加える良きスパイスのようなもので、音の性格がとっても強いです。 その性格とは、「次の音に行きたい・・・」という性格、音です。 たとえば、朝礼などで礼をするときの音がありますよね。ちゃーん、ちゃーん、ちゃーんってやつ。 よりイメージしやすいように音源を聞いてみましょう。 [音を聞いてみる] それぞれの一番上の音を見てください。 ド→シ→ド って音ですよね! そう、シ(導音)という音は礼と一緒で、 「早く頭を上げたい・・・!」 といったような性格を持っています。 なので曲の終わり「カデンツ」によーく出現します。 もちろんカデンツ以外にも、 「性格が強いので導音を強く歌い過ぎると和音が崩れる」 などと普通に歌うときにも重要だったりします。 さて、こんなかんじでドレミファソラシドについて、 今までよりすこし知識がつきましたでしょうか? 次はいよいよ和音について勉強します! 以上の知識を使うときがたまーにくるので、その時に見返せるようにしておいてください。 |